30g 在来種。
鈴木茶苑を代表するお茶で、在来種を一晩萎凋させた萎凋煎茶です。在来種は古くからそれぞれの土地に根づき、今はわずかに残る貴重なお茶で、近年注目されて来ています。川根やお隣の静岡市井川でもほとんど残っていない幻のお茶です。葉が小さい大きい、丸い尖っている、せっかちのんびりや、色もてんでばらばら。収量が品種のものと比べると極端に少なく、摘採する時も製造する時もばらばらで大変なのですが、それでも在来種はとても魅力的です。「かぐら」は、ふわりと花が開くように広がる優しい香りと味わいがあります。まるでこの地に脈々と受け継がれてきた伝統芸能の神楽のようです。施肥は米ぬかや菜種粕などをごくわずか。在来種の畑の茶の葉を摘み採り、竹籠に広げて一晩おいて、古い小さな製茶機械で作ります。半世紀前の普通のお茶を再現しました。インパクトがものすごく強いわけではなく、飽きがこないでまた飲みたくなるお茶です。
おすすめの飲み方は一人分の茶の葉2~3gに90度のお湯150ccを40秒程で出してください。何煎も美味しく飲めます。水出しでも。
¥540.